エピソードゼロ
約半世紀後の日本。
第三次世界大戦後の復興も終え、人々は幸せに暮らしている。
ある医療改革によって、医療技術の発展、さらに予防医学が普及し、人類は病気で死ぬことは無くなっていた。
また、科学の進歩もめざましく人々は裕福となり、殺人などといった犯罪もない平和な世の中。
したがって、人の死とは寿命と自殺のみとなった。
さらに人々は経済力や技術力によって、大抵の”夢”は実現できるようになっていた。というよりも夢をみる必要のない豊かな世界なのだ。その為一部の富裕層の間では”珍しい夢”を高値で売買するようにもなっていた。
しかし中には”夢”を失い、自殺さえ考える者もいる。そんな人々を救う為に結成されたのが、特別救助隊「ドリームレスキュー」だ。ファイブエンジェルと呼ばれる5人のナースたちが、スペシャル!?な方法で夢を無くした者たちを救っていく。その方法は国家機密だ。
ドリームレスキューのザーナ、ヘーナ、オーベルは、月島レモンととメロンの姉妹を救助する。時を同じくして、山科千成とエッグ・プラントが、エンジェルアカデミーの卒業試験に合格しドリームレスキューに配属となる。
自称宇宙一の美女モモコや、その様子を陰で見ている銀河の暴走族・チーム夜露死古。彼女たちの目的とは?
ワン・ツー・まるみえ♪
山科千成とエッグ・プラントのふたりは新人研修のためネオロサンゼルス支部へと行く。同行するソラナム博士は研究施設の視察にワクワクしている。
一方、夜叉とモモコはガラケーとスマホの謎について語り合う。
ネオロサンゼルス支部にはレイジが冷凍保存されていた設備が再現されていた。そこで大事件が起きる。
いちもにもなくエピソード3
あの事件から数年後の話。
夢の価値観も変わりドリームレスキューの活動も大きく様変わり。
山科千成のことについては誰もが口を閉ざす。
エッグ・プラントがナース長となっているが、第3ゆとり世代の隊員たちは言うことを聞かない。
ネオロサンゼルス支部から出向の永井レイナも呆れているが、そんな時、月島姉妹脱獄の連絡を受ける。
そして謎の仮面少女マスクメロンの登場で事態は急変する。
スマホにインストールされたレイジ。そのスマホを持つのはヤマシナと名乗る謎の青年。
夢泥棒のモモコの前に現れるのはリンリンとランランを引き連れた元ドリレスのチエズ。
夜叉の動きに不信感を高める露羅と撫死古。
初代ファイブエンジェルのメンバーが勢揃いし、事はさらにややこしいことになっていく。
事件を次々と起こすマスクメロン。それに巻き込まれる面々。はたしてマスクメロンの正体はいかに!